火の使用について
火を使うことで、より美しく、ダイナミックで、スリリングな演技をすることができます。しかしながら、ちょっとした不注意で大きな怪我や事故を引き起す大変危険なものであり、使用する場所などによっては法律により取り締まられる場合もございます。 火の使用によって引き起こされる損害につきましては、当店では一切の責任を負いかねます。すべてはお客様の責任において、細心の注意と万全の準備をもってご使用ください。 [火の使用・・・基本五原則] 火がどれほど危険かを改めて論ずる必要はないでしょう。いったん燃え広がった火が人間にはどうしようもないことは、数々の惨事が物語っています。しかしながら、その危険をより小さくするために最も重要な注意事項を5つピックアップいたしました。 ●燃えるもののそばで練習しない 世の中のほとんどのものは燃えます。また、燃料は往々にしてまわりに飛び散ります。練習する場所に可燃物を置かないのは基本事項です。 ●消火器等の準備 市販の消火器が最も手軽で確実な消火方法です。個人でもホームページ等を通じて購入が可能ですので是非ご検討ください。 ●髪の毛 人間は可燃物です。特に髪の毛は道具が飛び交う場所にあたり、大変燃えやすいものです。髪の毛が長い人はキャップをかぶる等の対策をとるようにしてください。 ●衣服 服自体が燃えやすいのはもちろんのこと、飛び散った燃料が原因でより着火しやすくなる可能性があります。手についた燃料などを服でふき取るのは絶対に避けてください。 ●ライター ライターは高温下で爆発します。ライターをポケットに入れたまま練習をするのは大変危険です。離れた場所に置くか、またはマッチをお使いください。 [燃料について] 専門店では「灯油」を推奨しています。 [法律について] 自分の不注意がもとで他人に迷惑をかけた場合は何かしらの責任をとる、これは法律で定められていなくとも当たり前の事ですが、様々な法律で火の使用は規制されています。 ◇軽犯罪法 第1条 9項 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。 相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、 又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者 【解説】実際に火事をおこさなくても、万全の体制と準備をせずに火を燃やせば、それだけで犯罪となります。つまり、「火事の可能性がある行為」は罰せられるのです。 ◇民法 第709条 故意又ハ過失ニ因リテ他人ノ権利ヲ侵害シタル者ハ之ニ因リテ生シタル損害ヲ賠償スル責ニ任ス ◇失火ノ責任ニ関スル法律 民法第709条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス 但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス 【解説】重大な過失で何かを燃やしてしまったときは、それを全額弁償する必要があります。燃えるもののそばでファイアーポイの練習をするということは、 それだけで重大な過失であり、場合によっては民法の709条に基づいて莫大な請求を受けることになります。 >>>商品ページに戻る |